
※この記事は「記録・報連相・多職種連携」に関する介護現場あるあるQ&Aの一つです。
介護現場でインカムや無線を導入すると、
「連携が取りやすくなった」「移動しなくても伝えられる」
といったメリットがある一方で、
「話が重なって聞き取れない」
「誰に向けた連絡なのか分からない」
「常に音が入ってきて逆に疲れる」
といった悩みが出てくることも少なくありません。
インカムは本来、業務をスムーズにするためのツールですが、
使い方次第では混乱やストレスの原因にもなってしまいます。
この記事では、インカムや無線連携がごちゃごちゃしてしまう原因を整理しながら、
現場で実践しやすいシンプルで効果的な改善策を、介護職目線で解説します。
① ごちゃごちゃする原因は「話しすぎ」にある
インカム連携がうまくいかない現場でよく見られるのが、
インカムで長い会話をしようとしている
という状況です。
インカムは、
- 複数人が同時に使う
- 周囲の音が入りやすい
- 常に全員が聞いている
という特性があります。
そのため、長い説明や相談を始めてしまうと、
- 混線しやすくなる
- 途中から聞けなくなる
- 他の重要連絡が入れなくなる
といった問題が起こりやすくなります。
② インカムは「連絡用」、相談は別で行う
インカムは万能ツールではありません。
基本的な考え方として、
インカム=短く伝えるための連絡手段
と位置づけることが大切です。
例えば、
- 状況の共有
- 応援要請
- 緊急性のある連絡
こうした内容に絞ることで、
インカムの役割が明確になります。
判断が必要な相談や詳しい説明は、
直接声をかける、あとで集まって話すなど、
使い分けを意識しましょう。
③ 「場所・状態・優先度」を短く伝える
インカム連携をスムーズにするために、
とても効果的なのが、
「場所」「状態」「優先度」
をセットで、短いキーワードとして伝える方法です。
例えば、
- 「2階居室、転倒リスクあり、至急お願いします」
- 「食堂、トイレ誘導待ち、優先度高めです」
このように伝えることで、
聞いている側も瞬時に状況を把握できます。
逆に、背景から長く話し始めてしまうと、
肝心なポイントが伝わりにくくなります。
④ 誰宛ての連絡かを最初に伝える
インカムが混乱しやすい原因のひとつが、
「誰に向けた連絡なのか分からない」ことです。
これを防ぐためには、
- 最初に名前や役割を呼ぶ
- 全体連絡か個別連絡かを明確にする
といった工夫が有効です。
例えば、
- 「◯◯さん、今よろしいですか」
- 「全体に共有です」
この一言があるだけで、
不要な聞き漏らしや混乱を防ぎやすくなります。
⑤ インカム使用のルールをチームで統一する
インカムが「騒音」になってしまう現場では、
使い方のルールが人によってバラバラなことが多くあります。
例えば、
- 雑談もインカムでしてしまう
- 緊急度の低い内容が頻繁に入る
- 話す長さが人によって違う
こうした状態では、
インカムの価値が下がってしまいます。
チームで、
- 使っていい内容
- 話す長さの目安
- 緊急時の優先ルール
を共有しておくだけで、
連携の質は大きく変わります。
⑥ 音量や装着位置も意外と重要
聞き取りづらさや疲れの原因は、
会話内容だけでなく、
- 音量が大きすぎる
- マイク位置が合っていない
といった物理的な要因も影響します。
音量は「必要最小限」に調整し、
マイク位置も定期的に確認しましょう。
これだけでも、
インカムによるストレスは軽減されます。
⑦ インカムは「チームを助ける道具」
インカムは、使い方が整えば、
現場を支える非常に心強いツール
になります。
重要なのは、
「とりあえず使う」から
「目的を持って使う」へ意識を変えることです。
一人ひとりが少し工夫するだけで、
インカムは騒音ではなく、
連携を強める武器になります。
まとめ:インカム連携は「短く・明確に・統一」がカギ
インカムや無線連携がごちゃごちゃすると感じたときは、
次のポイントを意識してみてください。
① 長い会話をしない
② インカムは連絡用と割り切る
③ 場所・状態・優先度を短く伝える
④ 誰宛てか最初に伝える
⑤ チームでルールを統一する
⑥ 音量や装着も見直す
⑦ 目的を持って使う
インカムは、
チーム全体で育てていくツールです。
少しずつ使い方を整えながら、
現場の連携と安心感を高めていきましょう。
※この記事は「記録・報連相・多職種連携」に関する介護現場あるあるQ&Aの一つです。
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