
※この記事は「新人・育成・職場環境」に関する介護現場あるあるQ&Aの一つです。
介護の仕事を続けていると、
「最近やる気が出ない」
「前みたいに気持ちが入らない」
と感じる時期は、誰にでも訪れます。
忙しさに追われる毎日の中で、
気づかないうちに疲れやストレスが溜まり、
モチベーションが下がってしまうのは、とても自然なことです。
この記事では、介護職がモチベーションを落としやすい理由を整理しながら、
無理をせず、少しずつ回復していくための考え方と具体的な対処法を、
現場目線で詳しく解説します。
① モチベーションが下がるのは「頑張ってきた証拠」
まず知っておいてほしいのは、
モチベーションが下がるのは、決して怠けているからではない、ということです。
介護の現場では、
- 常に気を配る必要がある
- 人の感情に向き合う場面が多い
- 責任の重い判断を求められる
こうした状況が日常的に続きます。
真面目に向き合ってきた人ほど、
知らないうちに心のエネルギーを消耗してしまうのです。
「やる気が出ない自分」を責める前に、
ここまで頑張ってきた自分を一度認めてあげましょう。
② 「なんのために働いているか」を見失いやすい
モチベーションが下がるとき、多くの場合、
「この仕事をなぜ続けているのか」
が分からなくなっています。
日々の業務に追われていると、
- こなすことが目的になってしまう
- 達成感を感じる余裕がなくなる
という状態に陥りがちです。
すると、
やりがいや意味を感じにくくなり、
気持ちが空回りしてしまいます。
③ 過去の「よかった瞬間」を振り返ってみる
モチベーションを立て直すときに効果的なのが、
これまでの小さな成功体験を思い出すことです。
例えば、
- 利用者さんから「ありがとう」と言われた言葉
- 家族から感謝された出来事
- うまくいったケアの場面
どんなに小さなことでも構いません。
忙しいと、こうした出来事は意外と忘れてしまいがちですが、
思い返すだけで、
「自分の仕事には意味があった」
と感じやすくなります。
メモやスマホに書き留めておくのもおすすめです。
④ モチベーション低下は「環境」が原因のことも多い
やる気が出ない原因を、
すべて自分の気持ちの問題だと考えてしまう人は少なくありません。
しかし実際には、
- 業務量が多すぎる
- 人間関係のストレス
- 役割や配置が合っていない
といった環境要因が影響していることも多いです。
「やる気が出ない=自分の問題」
と決めつけず、
今の働き方や配置が自分に合っているか、
一度立ち止まって考えてみましょう。
⑤ 小さな変化を取り入れてみる
モチベーションが下がっているときに、
いきなり大きく変えようとすると、かえって負担になります。
まずは、
- 休憩の取り方を少し変える
- 業務の順番を見直す
- 信頼できる人と話す時間をつくる
など、
小さな変化からで十分です。
少しでも「楽になった」「気が紛れた」と感じられることが、
回復へのきっかけになります。
⑥ 一人で抱え込まず、相談する
モチベーションが下がっているときほど、
「これくらいで相談するのは甘えかも」
と感じてしまいがちです。
しかし、
気持ちが落ちているサインに気づいた時点で相談すること
は、とても大切です。
上司や信頼できる先輩に、
- 最近しんどいと感じていること
- 負担に感じている業務
を伝えるだけでも、
状況が変わるきっかけになることがあります。
配置換えや業務調整、
働き方の見直しにつながる場合もあります。
⑦ 「続ける形」は一つじゃない
介護の仕事を続ける=
今の職場・今の役割を我慢して続ける、
ということではありません。
夜勤の有無、勤務形態、役割、分野など、
介護の働き方はさまざまです。
「少しペースを落とす」
「違う形で関わる」
といった選択も、
長く続けるための前向きな判断です。
まとめ:モチベーション低下は「立ち止まるサイン」
モチベーションが下がってきたと感じたときは、
① 頑張ってきた証拠だと理解する
② 目的を見失っていないか振り返る
③ これまでの良い経験を思い出す
④ 環境要因にも目を向ける
⑤ 小さな変化から試す
⑥ 一人で抱え込まず相談する
これらを意識してみてください。
やる気が落ちる時期は、
これからどう働きたいかを考えるタイミングでもあります。
無理をせず、
自分を大切にしながら、
また一歩ずつ前に進んでいきましょう。
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