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「子どものお迎えに間に合う時間で働きたい」「夜勤は難しいけれど、介護の仕事は続けたい」「正社員を諦めないと両立できない?」と悩む介護職の方は少なくありません。
介護職はシフト勤務の職場が多い一方、職場や雇用形態によっては、日勤のみ・短時間勤務・曜日固定などを相談できる求人もあります。実際の求人でも、デイサービスの日勤正社員、短時間勤務を相談できる訪問介護、子どもの都合による休みを想定した職場など、家庭と両立しやすい条件が確認できます。
ただし、「日勤のみ」「子育て世代活躍中」と書かれているだけで決めるのは早計です。残業、送迎、土日勤務、急な休みへの対応など、生活に直結する条件まで確認することが大切です。
この記事では、子育て中の介護職が働き方を考えるときの選択肢と、両立しやすい職場・求人を見分けるポイントを整理します。
子育て中でも介護職を続ける選択肢はある
子育てと介護職を両立する方法は、「パートになる」だけではありません。現在の生活で譲れない条件を整理すると、選択肢を広げやすくなります。
日勤のみで働く
夜勤が難しい場合は、日勤のみの求人を探す方法があります。デイサービスなど日中のサービスが中心の職場だけでなく、施設系でも日勤限定の募集が出ることがあります。
ケアチルでは、残業少なめ・夜勤なしで働ける介護求人の考え方も解説しています。
短時間勤務・時短正社員を探す
「正社員として働きたいが、8時間勤務ではお迎えに間に合わない」という場合は、短時間正社員や勤務時間を限定した正社員求人も候補です。すべての事業所にある制度ではありませんが、実際に1日6時間勤務などの限定正社員を募集する介護事業者もあります。
育児のための短時間勤務制度を利用できる場合もあるため、転職前だけでなく、今の勤務先で利用できる制度がないか確認する価値があります。
パートで勤務日数・時間を調整する
パートは、週の勤務日数や1日の勤務時間を調整しやすい求人を探しやすい働き方です。保育園・学校の時間に合わせたい場合や、子どもの成長に合わせて勤務時間を増やしたい場合にも検討しやすいでしょう。
一方で、収入、賞与、手当、社会保険の加入条件、将来のキャリアなどは職場によって異なります。勤務時間だけでなく、条件全体で比較することが大切です。
曜日固定・土日休みを条件にする
家族と休日を合わせたい場合は、「土日休み」「日曜固定休」「曜日固定」などを条件に探します。ただし、介護サービスは土日も運営する職場が多いため、完全な土日休みが必ず選べるわけではありません。
介護職で土日休みを目指す場合の職場・求人の探し方もあわせて確認すると、候補を絞りやすくなります。
子育てと両立しやすい介護職の職場は?
同じ介護職でも、施設形態によって勤務時間や仕事内容は異なります。ここでは子育て中の方が検討しやすい代表的な候補を整理します。
デイサービス
デイサービスは基本的に利用者が日中に通うサービスのため、夜勤のない求人を探しやすい職場です。実際に日勤のみの正社員求人や、勤務時間を相談できる募集も確認できます。
ただし、朝夕の送迎がある事業所では、始業が早い、退勤が送迎後になる、運転業務があるといったケースがあります。「日勤=保育園のお迎えに間に合う」とは限らないため、送迎を含めた実際の勤務時間を確認しましょう。
訪問介護
訪問介護は、事業所によって短時間勤務や直行直帰、勤務時間の相談がしやすい場合があります。実際に短時間の限定正社員を募集する事業者もあり、働ける時間が明確な人には選択肢になり得ます。
一方、利用者宅を訪問するため、移動時間、訪問間の空き時間、早朝・夕方の依頼、キャンセル時の扱いなどを確認しておく必要があります。訪問介護の仕事内容は訪問介護の仕事ガイドで詳しく解説しています。
施設の日勤限定求人
有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの入居施設でも、パートを中心に日勤限定や曜日固定の募集が出る場合があります。施設介護の経験を活かしながら夜勤を外したい人には候補です。
ただし、早番・遅番を含めて「日勤」と表現している求人もあるため、勤務時間帯を数字で確認してください。
介護施設以外の関連職種も視野に入れる
保有資格や経験によっては、相談業務、ケアマネジャー、サービス提供責任者など、介護現場とは勤務の組み方が異なる職種へ進む方法もあります。ただし、必要資格や実務経験があるため、すぐに誰でも選べるわけではありません。
子育て中は正社員とパート、どちらがいい?
どちらが正解というものではありません。家庭の状況と、今後の働き方まで含めて考えることが重要です。
正社員を検討しやすい人
- 安定した月収を重視したい
- 賞与・手当・福利厚生を含めて比較したい
- 将来的な昇進や資格取得を考えている
- 家族の協力や送迎サービスなどで勤務時間を確保できる
- 日勤限定・時短正社員など希望条件に合う求人が見つかる
パートを検討しやすい人
- 保育園・学校の時間を最優先したい
- 週3日など勤務日数を抑えたい
- 子どもの成長に合わせて徐々に勤務時間を増やしたい
- まずはブランクから無理なく復職したい
介護職の雇用形態ごとの違いは、正社員・パート・派遣など介護職の働き方比較も参考になります。
子育て中の介護職が求人票で確認したい7つのポイント
「子育て応援」「主婦・主夫活躍中」といった言葉だけでは、実際に両立できるか判断できません。次の項目を具体的に確認しましょう。
1. 勤務時間は送迎時間と合うか
始業・終業時刻だけでなく、着替えや申し送りを含めて何時ごろ職場を出られるのか考えます。通勤時間も含めて保育園や学童のお迎えに間に合うか確認してください。
2. 残業はどの程度あるか
求人票の「残業少なめ」だけでなく、月の平均残業時間や、どのような日に残業が発生するのかを確認します。急な残業が多い職場では、お迎えとの両立が難しくなることがあります。
3. 土日祝日の勤務は必要か
「週休2日」と「土日休み」は同じではありません。土日勤務の頻度、希望休の出し方、日曜固定休かどうかまで確認しましょう。
4. 子どもの急な発熱時に休めるか
制度があることと、実際に利用しやすいことは別です。子育て中の職員が在籍しているか、急な欠勤時にどのようなフォロー体制があるかを面接や見学で確認すると判断材料になります。
5. 早番・遅番・夜勤の免除条件
入職時は日勤のみでも、「人員不足時には早番をお願いする」「将来的に夜勤が必要」といった条件がないか確認します。口頭だけでなく、雇用条件通知書などでも勤務条件を確認しましょう。
6. 通勤時間と保育園・学校への動線
勤務時間が理想的でも、通勤に片道1時間かかると両立が難しくなることがあります。自宅・職場・保育園や学童の位置関係まで含めて考えましょう。
7. 給与・手当・社会保険
時短やパートへの変更で、手取りや賞与、各種手当がどのように変わるか確認します。希望時間で働けることだけを優先し、後から収入不足に気づくミスマッチを避けるためです。
面接・施設見学で確認しておきたいこと
求人票だけでは分からない部分は、面接や施設見学で確認します。質問は「休みやすいですか?」と抽象的に聞くより、実際の運用が分かる形にすると判断しやすくなります。
- 子育て中の職員はどの勤務帯で働いていますか
- 急な欠勤が出た場合はどのように調整していますか
- 残業が発生しやすいのはどのような日ですか
- 希望休は月に何日程度申請できますか
- 日勤限定で入職した場合、早番・遅番・夜勤をお願いされることはありますか
- 送迎業務がある場合、最終便の帰着は何時ごろですか
施設見学では、職員が慌ただしく残業していないか、勤務終了前後の申し送りが長時間化していないかなども参考になります。詳しくは介護施設の見学で確認したいポイントも参考にしてください。
「子育てしやすそう」で決めると起こりやすいミスマッチ
日勤のみだが終業時間が遅い
夜勤がなくても、9時〜18時勤務に残業と通勤時間が加われば、保育園のお迎えに間に合わないことがあります。「夜勤なし」より「何時に退勤できるか」を優先して確認しましょう。
デイサービスなら必ず土日休みと思っていた
デイサービスでも土曜・日曜・祝日に営業する事業所があります。施設形態だけで休日を判断せず、営業日とシフトを確認する必要があります。
時短制度はあるが対象条件を満たしていなかった
育児関連の制度には利用条件があります。また、会社独自の短時間正社員制度と法律上の育児短時間勤務は別の仕組みです。対象年齢、勤続期間、雇用形態などを勤務先に確認してください。
急な休みへの理解が想像と違った
「子育て世代歓迎」と書かれていても、職員配置に余裕がないと欠勤時の調整が難しい場合があります。子育て中の職員が実際にどのくらいいるか、フォロー方法まで聞いておくと安心です。
子育てと両立できる介護求人の探し方
条件が多い場合は、最初からすべてを満たす求人だけを探すと候補が極端に少なくなることがあります。まず条件を3段階に分けましょう。
- 絶対に必要:例「17時30分までに退勤」「夜勤なし」
- できれば欲しい:例「土日休み」「自宅から20分以内」
- 条件次第で調整できる:例「正社員かパートか」「施設形態」
そのうえで、求人サイトで「日勤のみ」「残業少なめ」「時短」「託児所」「家庭都合休」などを検索し、気になる求人は勤務時間や休日を個別に確認します。
条件が複雑な場合は、介護職向けの転職サービスに「保育園のお迎えがあるため17時まで」「土曜は月1回なら可能」のように具体的に伝え、条件に合う求人があるか確認する方法もあります。サービスによって保有求人や対応地域が異なるため、1社だけで決めず比較するのも一案です。
ケアチルでは、介護職向け転職サービスとしてレバウェル介護の特徴・向いている人、クリックジョブ介護の特徴・向いている人なども整理しています。利用する場合は、希望条件を明確にしたうえで自分に合うサービスか確認してください。
子育て中の介護職によくある質問
子どもが小さくても介護職の正社員はできますか?
可能性はあります。日勤のみの正社員、短時間正社員、育児短時間勤務制度を利用できる職場などが候補です。ただし、利用条件や勤務時間は事業所ごとに異なるため、求人票と面接の両方で確認してください。
子育て中ならデイサービスが一番働きやすいですか?
夜勤がない点では候補になりやすいですが、送迎時間、土日営業、残業などによっては家庭の予定と合わない場合があります。訪問介護や施設の日勤限定求人なども含め、勤務条件で比較するほうが適切です。
面接で「子どもがいる」と伝えると不利ですか?
家庭事情を必要以上に詳しく説明する必要はありませんが、勤務できない時間帯や曜日など、働くうえで必要な条件は入職前に共有したほうがミスマッチを防げます。「17時まで勤務可能です」「土曜は月1回なら対応できます」のように、できる範囲もセットで伝えると条件を整理しやすくなります。
今の職場を辞める前にできることはありますか?
まず、勤務時間の変更、夜勤回数の調整、短時間勤務制度、部署異動などが可能か確認する方法があります。今の職場で調整できない場合に、転職を含めて比較すると判断しやすくなります。
まとめ|子育て中の介護職は「雇用形態」より生活に合う条件から選ぶ
子育てと介護職を両立する働き方には、日勤のみ、時短正社員、パート、曜日固定など複数の選択肢があります。デイサービスや訪問介護などは候補になりやすいものの、施設形態だけで働きやすさは決まりません。
大切なのは、勤務終了時刻、残業、休日、急な休みへの対応、通勤時間、収入などを具体的に確認することです。
まずは「絶対に譲れない条件」を2〜3個に絞り、今の職場で調整できるか、新しい求人ならどの条件を満たせるかを比べてみてください。子育ての時期によって働ける時間は変わるため、今の生活に合う形を選び、必要に応じて将来また働き方を見直すという考え方でも問題ありません。

飲食・WEB・デザイン・出版など、様々な業界を経験し、今は日々利用者さんと向き合う現役のケアワーカー。介護にたどり着いたのは、大好きだった祖母の自宅介護がきっかけ。
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