ペットがいるお宅での介助、何に注意する?|事故・トラブルを防ぐための現場対応ポイント

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訪問介護の現場では、犬や猫などのペットと一緒に暮らしている利用者さんのお宅を訪問することも少なくありません。
ペットは利用者さんにとって大切な家族であり、生活の一部でもありますが、
介助の場面では思わぬ事故やトラブルの原因になることもあります。

「足元に来てヒヤッとした」「突然吠えられて驚いた」「毛やにおいで体調が悪くなった」など、
実際に現場で悩んだ経験がある介護職の方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ペットがいるお宅で介助を行う際に注意したいポイントを、
利用者さん・ペット・介助者すべての安全を守る視点から詳しく解説します。

① ペットは「悪気なく危険になる存在」と理解する

犬や猫は、人の動きや音に反応して近づいてきたり、足元をうろついたりします。
ペット自身に悪気はなくても、介助中は

  • 足元に入り込んで踏みそうになる
  • つまずいて転倒する
  • 急な動きに利用者さんが驚く

といったリスクが高まります。

特に、移乗介助や歩行介助、入浴前後など、
人の動きが大きくなる場面では注意が必要です。

まずは「ペットがいる=注意が必要な環境」という認識を持つことが大切です。

② 介助中のペットの居場所を事前に決めておく

安全に介助を行うためには、
介助中のペットの居場所をあらかじめ決めておくことが重要です。

よくある対応例:

  • 別室で待ってもらう
  • ケージやサークルに入ってもらう
  • 家族が一時的に管理する

「少しの時間だから大丈夫」と思っても、
予想外の動きで事故につながる可能性があります。

利用者さんや家族に対しては、

「安全のために、介助中だけご協力お願いします」

と理由を添えて伝えると、理解を得やすくなります。

③ ペットとの距離感は「慣れ」だけで判断しない

何度も訪問していると、

  • ペットが懐いてくる
  • 吠えなくなる

といった変化が出てくることがあります。

しかし、

「慣れてきたから大丈夫」=安全

とは限りません。

体調不良や環境の変化、音や匂いなどの刺激によって、
普段おとなしいペットでも急な行動を取ることがあります。

どんなに関係性ができていても、
一定の距離とルールを保つことが大切です。

④ アレルギーや体調面のリスクにも注意する

ペットがいる環境では、

  • 動物アレルギー
  • 毛やフケによる体調不良

といったリスクも考えられます。

症状が軽くても、

  • 目のかゆみ
  • くしゃみ
  • 皮膚の違和感

が続くと、業務に支障が出ることもあります。

無理に我慢せず、
体調に異変を感じた場合は早めに事業所へ相談しましょう。

マスク着用や着替えの工夫など、
自分を守る対策を取ることも大切です。

⑤ 咬傷・引っかきなどの事故リスクを軽視しない

ペットとの接触で特に注意したいのが、

  • 噛まれる
  • 引っかかれる

といった事故です。

たとえ軽い傷でも、感染症のリスクがあります。
また、仕事中の怪我は、労務トラブルにつながる可能性もあります。

少しでも不安を感じる場合は、

「この状況での介助は危険です」

と事業所に正直に伝えましょう。

⑥ ペット対応のルールは「個人判断」にしない

ペットがいるお宅での対応を、
介護職個人の判断に任せてしまうと、

  • 対応がバラバラになる
  • 事故時の責任が曖昧になる

といった問題が起こりやすくなります。

理想的なのは、

  • 事業所としての対応方針を共有する
  • 必要に応じてケアマネジャーにも相談する

という形です。

「介助中はペットを別室にする」など、
共通ルールを決めておくことで、現場の負担が軽減されます。

⑦ 利用者さんの気持ちへの配慮も忘れない

ペットは、利用者さんにとって大切な存在です。
単に「危ないからダメ」と伝えると、
不安や不満を感じさせてしまうこともあります。

だからこそ、

「安全に介助するため」「みんなを守るため」

という理由を丁寧に説明することが大切です。

利用者さんの気持ちを尊重しつつ、
安全とのバランスを取る姿勢が、信頼関係の維持につながります。

まとめ:ペットがいる環境では「事前確認とルール化」がカギ

ペットがいるお宅での介助は、
普段以上に注意と準備が必要です。

① ペットは悪気なく危険になる存在
② 介助中の居場所を事前に決める
③ 慣れだけで判断しない
④ アレルギーや体調管理に注意
⑤ 咬傷・事故リスクを軽視しない
⑥ 個人判断にせず事業所で共有
⑦ 利用者さんの気持ちにも配慮する

安全に介助を続けるためには、
利用者さん・ペット・介護職の三者が守られる環境づくりが欠かせません。

「少し気になる」「不安だな」と感じたら、
早めに共有し、無理のない対応を選びましょう。

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