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「介護の仕事は嫌いではない。でも、今の職場で働き続けるのがつらい」。そんなときは、介護職そのものを辞めるかどうかより先に、何がつらいのか、何が変われば続けられるのかを整理することが大切です。
人間関係、業務量、夜勤、体力、教育体制など、原因によって取れる選択肢は変わります。この記事では、改善できること、職場へ相談したいこと、勤務条件や職場を変える判断まで順番に整理します。
今の職場がつらい原因を分けて考える
まず「介護職がつらい」と一括りにせず、負担が強い場面を分けます。
- 人間関係や相談しにくい雰囲気
- 業務量・残業・人員体制
- 夜勤や不規則なシフト
- 身体介助による体力負担
- 教育・フォロー不足
- 仕事内容や施設形態とのミスマッチ
原因が人間関係なら介護職の人間関係がしんどいときの対処法、ストレス全般なら介護職のストレス対処法でさらに整理できます。
辞めたい理由と続けたい理由を整理する
迷っているときは、辞めたい理由だけでなく続けたい理由も書き出してみます。
辞めたい理由の例
- 特定の人との関係が続けにくい
- 夜勤や残業が生活に合わない
- 身体的な負担が大きい
- 相談しても職場の問題が改善しない
続けたい理由の例
- 介護の仕事自体にはやりがいを感じる
- 利用者との関わりは続けたい
- 勤務条件の一部が変われば続けられそう
- 今の職場で経験を積みたい理由がある
「何が変われば続けられるか」まで考えると、退職以外の選択肢があるのか、環境を変える必要があるのかを判断しやすくなります。
今の職場で改善できることを確認する
職場へ相談するときは、困っている事実と希望する調整をできるだけ具体的にします。
- 夜勤回数や勤務時間を相談できるか
- 担当・役割の偏りを調整できるか
- 教育担当や相談先を明確にできるか
- 人間関係の問題について別の管理者へ相談できるか
- 身体負担の大きい業務の分担や福祉用具を確認できるか
相談してすぐに希望どおりになるとは限りませんが、職場側が事実確認や調整を行うかどうかも判断材料になります。
体調・安全面の不安があるとき
仕事によるつらさで日常生活に支障が出ている、休んでも状態が戻らない、仕事中の安全を保つことが難しいと感じる場合は、退職するかどうかだけを考えるのではなく、休養・勤務調整・職場の健康相談・医療機関など必要な支援につながることも検討してください。
ハラスメントや利用者の安全に関わる問題がある場合も、個人で抱え込まず、職場の相談ルートや状況に応じた外部窓口を利用します。
職場を変えるなら条件を具体化する
改善を相談しても原因が変わらない、相談体制が機能しない、現在の勤務条件では続けにくい場合は、職場変更を検討することがあります。そのときは「今より良い職場」という曖昧な基準ではなく、次の職場で変えたい条件を整理します。
- 夜勤なし・夜勤回数
- 残業や勤務時間
- 身体介助の割合
- 施設形態・仕事内容
- 教育・フォロー体制
- 相談ルートや業務分担
転職理由を面接でどう伝えるかは介護職の転職理由・退職理由の伝え方も参考になります。
求人を見る前に「何を変えたいか」を決めておくと、条件を比較しやすくなります。
求人票だけでは分からない項目は、応募前の問い合わせや面接・見学時に確認しましょう。
まとめ
今の職場がつらいときは、介護職を続けるか辞めるかをすぐに決めるのではなく、原因→改善できること→職場へ相談すること→変えたい勤務条件の順に整理してみてください。介護の仕事自体を続けたいのか、今の環境だけを変えたいのかが見えてくると、次の選択肢を考えやすくなります。

飲食・WEB・デザイン・出版など、様々な業界を経験し、今は日々利用者さんと向き合う現役のケアワーカー。介護にたどり着いたのは、大好きだった祖母の自宅介護がきっかけ。
ケアチルでは、現場での視点も交えつつ、これから介護業界に携わろうとしている方、すでに業界にいて岐路に立っている方に向けて、介護業界の情報を分かりやすくお届けします。





