
※この記事は「新人・育成・職場環境」に関する介護現場あるあるQ&Aの一つです。
感染症が流行する季節になると、
「自分や家族にうつらないだろうか」
「もし持ち込んでしまったらどうしよう」
と、不安が一気に強くなる介護職の方は少なくありません。
介護の仕事は、人との距離が近く、
利用者さんの生活を支える立場だからこそ、
感染症シーズン特有のプレッシャーを感じやすい仕事でもあります。
この記事では、感染症シーズンに不安が強くなる理由を整理しながら、
不安を一人で抱え込まず、安心感を少しずつ取り戻すための考え方と具体的な対処法を、
介護現場の視点で詳しく解説します。
① 不安が強くなるのは「自然な感情」
まず大前提として知っておいてほしいのは、
感染症シーズンに不安を感じるのは、決して弱さではないということです。
介護職は、
- 自分自身の健康
- 同僚への影響
- 利用者さんの命や生活
すべてに責任を感じやすい立場です。
そのため、
「守りたい気持ち」と「支えたい思い」の板挟み
になり、不安が強くなるのはごく自然な反応です。
「気にしすぎかな」と自分を責める必要はありません。
まずは、その不安を感じている自分を受け止めることが大切です。
② 感染症シーズンの不安が大きくなりやすい理由
感染症シーズンの不安が強まりやすい背景には、
いくつかの共通した要因があります。
- 目に見えないリスクへの恐怖
- 正解が一つではない状況
- 情報が多く、判断に迷いやすい
特に介護現場では、
「完璧な対策ができているか分からない」
という状態が、精神的な負担を大きくします。
不安の正体が分からないままでは、
気持ちはどんどん膨らんでしまいます。
③ まずは「基本の感染対策」を再確認する
不安が強いときほど、
できていないことに意識が向きがちです。
そんなときこそ、
「今、何ができているか」
を整理してみましょう。
例えば、
- 手指消毒や手洗いが徹底できている
- マスクや防護具のルールが明確
- 体調不良時の報告ルートが決まっている
基本的な感染対策は、
一つひとつは地味ですが、
確実にリスクを下げる力を持っています。
「できていること」を確認するだけでも、
不安は少し和らぎます。
④ 職場のルールをあらためて共有する
感染症シーズンの不安は、
職場内で認識がそろっていないときに、
より強くなりやすい傾向があります。
例えば、
- どのタイミングで報告するのか
- 出勤判断の基準は何か
- 家族に感染者が出た場合の対応
こうしたルールが曖昧だと、
「自分の判断でいいのか」という迷いが生まれます。
不安を減らすためには、
職場のルールを再確認し、共通認識を持つこと
がとても重要です。
⑤ 「不安」を言葉にして共有する
感染症に関する不安は、
一人で抱え込むほど大きくなってしまいます。
「こんなこと言ったら迷惑かな」
「自分だけ怖がっているみたいで言いづらい」
そう感じる方も多いですが、
実際には同じ不安を抱えている職員は少なくありません。
不安を言葉にすることで、
- 新しい対策案が出る
- すでに対策されていることが分かる
- 気持ちを分かち合える
といった効果があります。
不安を共有することは、弱さではなくリスク管理です。
⑥ 家族への不安を一人で抱えない
感染症シーズンは、
「家に持ち帰ってしまうのでは」という不安も大きくなります。
この不安を無視して働き続けると、
心身ともに疲弊してしまいます。
職場でできる対策と同時に、
- 帰宅後の手洗い・着替えのルーティン
- 家庭内での感染対策の共有
など、
自分と家族を守る行動を「見える形」にすることも大切です。
具体的な行動があるだけで、
漠然とした不安は小さくなります。
⑦ 不安が限界に近いときは相談を
感染症への不安が強く、
- 眠れない
- 常に緊張している
- 仕事に集中できない
といった状態が続く場合は、
無理をしているサインかもしれません。
上司や信頼できる人に、
今感じている不安を率直に伝えることで、
- 業務調整
- 配置の見直し
- 追加対策の検討
につながることもあります。
不安を我慢することが、
必ずしも良い結果につながるわけではありません。
まとめ:感染症シーズンの不安は「共有と確認」で軽くできる
感染症シーズンに不安が強くなったときは、
① 不安は自然な感情だと知る
② できている対策を確認する
③ 職場のルールを再共有する
④ 不安を言葉にして共有する
⑤ 家族を守る行動を見える化する
⑥ 限界前に相談する
これらを意識してみてください。
介護職が安心して働けることは、
利用者さんの安心にもつながります。
不安を一人で抱えず、
チームで支え合いながら、
感染症シーズンを乗り越えていきましょう。
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