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「グループホームの仕事がきつい」「少人数だから人間関係から逃げにくい」「夜勤まで続けるのはもう限界かもしれない」と感じていませんか。
グループホームは、認知症のある利用者が少人数で生活する場を支える仕事です。一人ひとりと関わりやすい一方で、認知症ケア・家事・夜勤・少人数の職員体制が重なることに負担を感じる人もいます。
ただし、辞めたい理由がグループホームという施設形態そのものにあるのか、今の職場の人員体制や人間関係、夜勤回数にあるのかで、次に選ぶ職場は変わります。この記事では、グループホームを辞めたいと感じる主な理由、続けるか転職するかの判断基準、別のグループホームへ移る選択肢、次の職場を探すときの確認ポイントまで整理します。
グループホームを辞めたいと感じやすい理由
グループホームのつらさは、特養や訪問介護とは少し違います。少人数の生活を支えるため、身体介助だけでなく、食事づくりや掃除、見守り、認知症のある利用者への対応などを幅広く担う職場があります。
認知症ケアで気持ちが消耗する
同じ質問が繰り返される、帰宅願望が強い、介助を拒否される、気持ちが不安定になるなど、認知症の症状や状態に合わせた対応が必要です。
利用者の言動を頭では理解していても、毎日の勤務で対応が重なると心が疲れることがあります。特に、対応方法を職員間で共有できず、一人で抱え込む状態が続くと負担は大きくなります。
少人数の職場で人間関係から距離を取りにくい
グループホームは比較的小さなチームで働くことがあります。そのため、職員同士の連携が取りやすい一方、相性の合わない職員や管理者がいると、毎日の勤務で距離を取りにくいことがあります。
「誰と同じシフトかを考えるだけで憂うつ」「相談しても否定される」「職員ごとに介助方法が違い、板挟みになる」といった状態が続くなら、人間関係だけでなく職場全体のコミュニケーションや教育体制も確認したいポイントです。
夜勤の負担が大きい
夜勤では、見守り、排泄介助、巡回、記録、起床介助などを限られた人数で進める職場があります。利用者が落ち着かない日や、複数の対応が重なる日は、身体的にも精神的にも負担を感じやすくなります。
夜勤そのものがつらい場合は、夜勤回数を減らせるか、夜勤なしの働き方に変えられるかを考える必要があります。夜勤を避けたい人は、介護職で残業なし・夜勤なしの職場を探す方法も参考にしてください。
介護以外の家事業務まで重なって忙しい
グループホームでは、利用者と一緒に生活をつくるという考え方から、調理、配膳、洗濯、掃除などの生活支援を行う場合があります。
こうした仕事が好きな人には合いやすい一方、身体介助と家事業務を同時に進めることへ負担を感じる人もいます。「料理が苦手なのに毎回担当する」「利用者対応と食事準備が重なって焦る」といった場合は、次の職場で調理体制を確認することが重要です。
少人数だから急な欠勤や人手不足の影響を受けやすい
職員数に余裕がない職場では、一人の欠勤や退職が残った職員のシフトに影響することがあります。休みの日の出勤依頼、夜勤回数の増加、休憩が取りにくい状態などが続くと、「この働き方を続けられない」と感じやすくなります。
一時的な欠員なのか、常に人員が足りず同じ状況が繰り返されているのかで、今後の見通しは変わります。
ケア方針が自分と合わない
グループホームでは、利用者の残っている力を生かしながら生活を支える考え方が重視されることがあります。しかし、実際の現場では、忙しさから職員がすべて代わりに行っていたり、逆に本人の状態以上のことを求めたりするなど、職場によってケアの考え方に差があります。
「自分が大切にしたい介護と職場の方針が合わない」と感じる場合は、仕事量だけでなく、施設のケア方針そのものを見直す必要があります。
続けるか辞めるか迷ったときの判断基準
辞めたい気持ちが強いときほど、「自分が弱いから続かないのでは」と考えてしまうことがあります。しかし、判断するときに見るべきなのは気合いや我慢ではありません。何を変えれば働き続けられるのか、その変化が今の職場で実現できるのかを整理します。
夜勤回数や担当業務を調整すれば続けられそうか
つらさの中心が夜勤回数、調理、特定の業務にあるなら、上司へ相談することで改善できる可能性があります。
「夜勤がつらい」だけではなく、「月に何回までなら働けそうか」「調理と入浴介助が重なる時間帯が特につらい」など、具体的に伝えると相談しやすくなります。
相談しても同じ問題が繰り返されているか
何度相談してもシフトが変わらない、職員間のトラブルを放置される、教育担当が決まっていないなど、同じ問題が繰り返されている場合は、個人の努力だけでは改善しにくいことがあります。
改善の約束があっても、実際に何がいつ変わるのかが曖昧なままなら、転職を含めて選択肢を広げてもよいでしょう。
グループホームの仕事自体に好きな部分が残っているか
少人数で利用者とじっくり関われること、生活に近い支援ができること、認知症ケアを深められることなどにやりがいを感じているなら、別のグループホームへの転職も候補になります。
反対に、認知症ケアや生活支援、夜勤を含む働き方そのものを今後は避けたいなら、別の施設形態を比較するほうが希望に合いやすくなります。
グループホームが合わないのか今の職場が合わないのか
次の転職先を考えるときは、「グループホームそのものを離れたいのか」「今の事業所だけを変えたいのか」を分けて考えます。
別のグループホームも候補になるケース
- 少人数で利用者と関わることは好き
- 認知症ケアを続けたい
- つらさの中心が人間関係や管理者との相性にある
- 夜勤回数やシフトを変えれば続けられそう
- 調理体制や業務分担に不満がある
この場合は、同じグループホームでも人員体制、夜勤人数、調理方法、職員教育、管理者の方針が違う職場を選ぶことで働きやすくなる可能性があります。
別の施設形態を考えたいケース
- 認知症ケアが精神的に大きな負担になっている
- 生活支援や調理を含む仕事が合わない
- 夜勤のある勤務から離れたい
- 少人数の人間関係より大きなチームで働きたい
- 別の介護分野を経験したい
この場合は、デイサービス、訪問介護、有料老人ホーム、特養なども比較します。ただし「施設を変えれば楽になる」とは限りません。次の職場で増える可能性のある業務まで確認することが大切です。
グループホームから転職するときの次の職場候補
グループホームで身につけた認知症ケア、観察、生活支援、少人数の利用者との関係づくりは、ほかの介護現場でも活かせます。次の職場は、今の悩みを減らせる条件から比較しましょう。
| 職場候補 | 変わりやすい点 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 別のグループホーム | 人間関係・夜勤回数・調理体制・管理方針を変えられる | 夜勤人数、調理方法、職員配置、教育体制 |
| デイサービス | 日中中心の勤務を選びやすい | 送迎、入浴介助、レクリエーション、土日勤務 |
| 訪問介護 | 職員同士の密な人間関係から距離を取りやすい働き方もある | 一人対応、移動、担当件数、緊急時の相談体制 |
| 有料老人ホーム・サ高住 | 生活支援経験を活かしながら、職員数の多い環境を選べる場合がある | 夜勤、介護度、人員体制、施設内の業務範囲 |
| 特養・老健 | 多職種や複数職員で連携する機会が増えやすい | 身体介助量、夜勤、人員配置、業務スピード |
たとえば人間関係が一番つらかったなら、施設形態よりも「相談できる管理者がいるか」「職員同士の声掛けがあるか」を優先します。夜勤が一番の理由なら、夜勤なし・日勤のみを条件にして探すほうが再発を防ぎやすくなります。
別のグループホームへ転職するときの確認ポイント
グループホームの仕事自体は続けたい場合、求人票だけでは現場の違いが分かりにくいことがあります。今の職場でつらかったことを、そのまま確認項目に変えましょう。
- 夜勤は何人体制か
- 月の夜勤回数の目安はどの程度か
- 調理は職員が行うのか、外部調理や調理済み食材を使うのか
- 入職後の教育担当や研修期間はあるか
- 認知症ケアで迷ったときに相談できる体制があるか
- 急な欠勤時のシフト調整をどのように行っているか
- 職員の勤続年数や直近の退職状況を確認できるか
- 管理者が現場の相談にどう対応しているか
人間関係が原因なら、見学時の雰囲気も重要です。求人票では分からない職員同士の声掛けや利用者への接し方については、人間関係の良い介護職場を見分けるポイントと介護施設見学のチェックポイントも参考にしてください。
退職前に整理しておきたいこと
辞めたい理由を2〜3個に絞る
「全部つらい」と感じるときでも、負担の大きい順に並べると次の職場選びに使えます。たとえば「夜勤」「人間関係」「調理」「認知症ケア」「給与」「休日」などに分け、特に変えたいものを2〜3個選びます。
残したい条件も決める
辞めたい職場にも、残したい働き方があるかもしれません。「少人数のケアは好き」「利用者と長く関わりたい」「通勤は近いほうがよい」など、良かった条件も整理しましょう。
変えたい条件だけでなく、残したい条件も決めると、次の求人を比較しやすくなります。
退職時期と生活面を確認する
次の仕事が決まる前に辞める場合は、転職活動の期間や生活費も確認しておく必要があります。先に退職するか迷っている人は、介護職は次が決まっていないまま辞めても大丈夫かも参考にしてください。
退職を決めたあとの伝え方や引き継ぎについては、退職の伝え方・引き継ぎマナーで整理しています。
グループホームからの転職で求人を探す方法
「施設名」ではなく「辞めたい理由」から条件を決める
次もグループホームにするか、別施設にするかを最初から決め切る必要はありません。
夜勤がつらいなら日勤のみ、人間関係がつらいなら見学可能・教育体制あり、調理が負担なら調理業務の少ない職場というように、今の悩みから求人条件へ変換します。
見学や面接で求人票にない情報を確認する
グループホームは小規模な分、管理者の方針や職員同士の関係が働きやすさに影響しやすい職場です。応募前または面接時に見学できるなら、職員同士の会話、忙しい時間帯の連携、利用者への声掛けなども確認しましょう。
複数の施設形態を比較したいなら転職支援も選択肢
「次もグループホームでよいのか分からない」「夜勤なしで働ける施設を複数比較したい」という場合は、求人検索だけでなく転職支援サービスを使う方法もあります。
サービスを比較したい人は、介護転職サイトおすすめ7選と目的別の選び方を確認してください。人間関係が退職理由の中心なら、人間関係で辞めたい介護職向けの転職サイト比較も参考になります。
施設形態から決め切れない人へ
グループホームを続けるか、デイサービス・有料老人ホームなどへ移るか迷う場合は、「夜勤」「人員体制」「通勤」「仕事内容」など希望条件を先に整理してから複数求人を比較すると判断しやすくなります。
グループホームを辞めたい人によくある質問
グループホームを辞めたいと思うのは甘えですか?
辞めたい理由は人によって違うため、甘えと決めつける必要はありません。認知症ケア、夜勤、人間関係、家事業務など、何が負担になっているかを具体的に整理することが大切です。
グループホームからデイサービスへ転職できますか?
グループホームで培った利用者とのコミュニケーション、認知症ケア、生活支援の経験はデイサービスでも活かせます。一方、デイサービスでは送迎、レクリエーション、入浴介助などが中心になる職場もあるため、仕事内容を確認しましょう。
グループホームの夜勤がつらい場合、転職したほうがいいですか?
まずは夜勤回数の調整や日勤への変更が可能か確認します。難しい場合や、夜勤そのものを今後避けたい場合は、日勤のみの求人や夜勤のない施設形態を比較する方法があります。
別のグループホームへ移っても同じ悩みになりますか?
同じ施設形態でも、人員体制、管理者、夜勤人数、調理方法、教育体制は職場によって異なります。今の退職理由を具体化し、次の職場でその条件を確認すれば、同じ悩みを避けやすくなります。
面接でグループホームを辞めた理由はどう伝えればいいですか?
前職への不満だけで終わらせず、次の職場で実現したい働き方までつなげます。たとえば「夜勤回数が多く生活リズムを維持することが難しかったため、今後は日勤中心の環境で認知症ケアの経験を活かしたい」といった形で整理できます。
まとめ|グループホームを辞めたい理由を次の職場選びに使おう
グループホームを辞めたいと感じる背景には、認知症ケア、少人数の人間関係、夜勤、調理などの生活支援、人員体制など、施設形態ならではの負担があります。
ただし、今の職場の夜勤回数や人間関係、管理体制が原因なら、別のグループホームで改善する可能性があります。反対に、認知症ケアや生活支援、夜勤を含む働き方そのものが合わないなら、デイサービスや訪問介護、有料老人ホームなど別の選択肢も比較する価値があります。
「辞めたい」を「次の職場で変えたい条件」に置き換えることが、同じ悩みを繰り返さないための第一歩です。まずは、変えたい条件と残したい条件をそれぞれ2〜3個に絞り、求人・見学・面接で確認していきましょう。

飲食・WEB・デザイン・出版など、様々な業界を経験し、今は日々利用者さんと向き合う現役のケアワーカー。介護にたどり着いたのは、大好きだった祖母の自宅介護がきっかけ。
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