
※この記事は「記録・報連相・多職種連携」に関する介護現場あるあるQ&Aの一つです。
介護現場でもICT化が進み、
記録や申し送りをタブレットやパソコンで行う施設が増えてきました。
その一方で、
「操作に時間がかかってしまう」
「紙のほうが早かった気がする」
「間違えて消してしまいそうで怖い」
と、デジタル記録に強い苦手意識を感じている方も少なくありません。
この記事では、ICTやタブレット記録に慣れないと感じる理由を整理しながら、
現場で無理なく使えるようになるための具体的なコツを、介護職目線で解説します。
① 慣れないのは「当たり前」と考えていい
まず大前提として、
紙からデジタルへの切り替えは、
誰でも最初は戸惑うものです。
これまで長年、
- 手書きで記録してきた
- 紙の流れに体が慣れている
という状態から、
突然操作方法も画面構成も違うものに変われば、
ストレスを感じるのは自然なことです。
「自分だけができない」と思わず、
慣れていく途中の段階だと捉えましょう。
② すべてを覚えようとしない
ICTが苦手な方ほど、
「全部使いこなさなきゃいけない」
と構えてしまいがちです。
しかし、実際の業務で使う機能は、
限られていることがほとんどです。
まずは、
- 毎日使う記録画面
- よく入力する項目
- 基本的な保存・送信操作
など、
「自分の業務で必要な部分だけ」に絞って覚えることが大切です。
できることが増えると、
自然と苦手意識は薄れていきます。
③ 操作は「慣れた流れ」を固定する
タブレット操作が不安な原因のひとつが、
毎回やり方が違ってしまうことです。
おすすめなのは、
- 入力する順番を決める
- 使う画面を固定する
- 操作の流れを自分なりにルーティン化する
といった工夫です。
「この画面を開いて、ここに入力して、最後に保存」
という一連の流れが身につくと、
操作に迷う時間がぐっと減ります。
④ 分からないことは「その場で聞く」
ICTに関する困りごとは、
後回しにするほど苦手意識が強くなります。
「今さら聞きづらい」
「忙しそうで声をかけにくい」
と感じることもあるかもしれませんが、
分からないまま使い続けるほうがリスクです。
操作が止まったときや不安を感じたときは、
その場で確認することで、
小さなつまずきを積み重ねずに済みます。
⑤ 職場全体で「質問しやすい空気」をつくる
ICT化がうまく進んでいる職場には、
共通しているポイントがあります。
それは、
分からないことを聞いても責められない雰囲気
があることです。
操作ミスや質問があったときに、
- 「なんでできないの?」
- 「前にも説明したよね」
といった反応があると、
質問自体がしづらくなってしまいます。
「聞いていい」「確認していい」
という空気づくりは、
ICT定着のためにとても重要です。
⑥ 紙より遅くても気にしすぎない
ICT導入初期は、
どうしても
「紙のほうが早かった」
と感じやすくなります。
しかし、
- 慣れれば入力は速くなる
- 共有や検索はデジタルの方が便利
- 記録の抜けや読み間違いが減る
といったメリットも、
徐々に実感できるようになります。
最初からスピードを求めすぎず、
正確に使えることを優先しましょう。
⑦ ICTは「人を助けるための道具」
ICTやタブレットは、
仕事を難しくするためのものではありません。
本来は、
- 情報共有を楽にする
- 記録の負担を減らす
- ケアの質を高める
ための道具です。
「完璧に使いこなす」よりも、
「使いながら慣れていく」という意識で十分です。
まとめ:ICTは少しずつ慣れれば大丈夫
ICTやタブレット記録に慣れないと感じたときは、
次のポイントを思い出してみてください。
① 慣れないのは当たり前
② 使う機能だけ覚えればいい
③ 操作の流れを固定する
④ 分からないことはその場で聞く
⑤ 質問しやすい空気が大切
⑥ 最初は遅くても問題ない
⑦ ICTは人を助ける道具
少しずつ慣れていくことで、
「苦手」から「使える」へと確実に変わっていきます。
焦らず、自分のペースで、
ICTとの付き合い方を身につけていきましょう。
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