書類選考を通す!介護職の履歴書・職務経歴書の書き方例文付き

※当サイトにはPR広告が含まれております。

「介護職の応募をしたけれど、なかなか書類選考が通らない…」
そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
介護業界は人手不足といわれますが、実際には書類の完成度によって面接まで進めるかどうかが決まることも多いです。
この記事では、採用担当者の目に留まる履歴書・職務経歴書の書き方を、例文つきでわかりやすく解説します。

介護職の書類選考が重視される理由

介護業界は未経験者からベテランまで幅広く採用していますが、
採用担当者は限られた時間で多くの応募者を見ています。
そのため、履歴書・職務経歴書の内容が「どれだけ現場理解があるか」「人柄が伝わるか」で評価されます。

特に介護職では「誠実さ」「コミュニケーション力」「チームワーク」が重視されるため、
それらが伝わる文章表現が重要です。

履歴書の基本ポイント

① 志望動機は“なぜ介護なのか”を具体的に

「人の役に立ちたい」という抽象的な表現だけでは弱く見えてしまいます。
自分の経験やエピソードを交えて、“なぜ介護の仕事に興味を持ったのか”を明確に書くのがポイントです。

【志望動機の例文】
「これまで飲食業で接客業務に携わり、人と関わる仕事のやりがいを感じてきました。
高齢の方と接する中で『もっと一人ひとりの生活を支えたい』という思いが強まり、介護職を志望しました。
御社では利用者様に寄り添うケアを重視しておられる点に共感し、長く貢献したいと考えています。」

② 自己PRは“性格・強み”+“実践での活かし方”を意識

介護の現場では、資格よりも人柄や協調性が評価されることが多いです。
「明るい性格」「気配りができる」などの長所だけでなく、具体的なエピソードを交えると説得力が増します。

【自己PRの例文】
「前職ではチームで協力しながら業務を進めることが多く、報連相を大切にしてきました。
利用者様一人ひとりに対して丁寧な声かけを行うことを心がけ、信頼関係を築くことを意識しています。
これまでの経験を活かし、チームの一員として明るい職場づくりに貢献したいと考えています。」

③ 資格・研修は正式名称で記載

介護職では資格の有無が選考に大きく関わります。
初任者研修」「実務者研修」「介護福祉士」などの資格は正式名称・取得年月を明記しましょう。

例:
・介護職員初任者研修 修了(2023年3月)
・介護職員実務者研修 修了(2024年5月)

④ 空欄を残さず丁寧に書く

介護業界では、「字の丁寧さ=人柄」という印象を持つ採用担当者も多いです。
空欄を残さず、手書き・PCどちらでも構いませんが、誤字脱字・略語には注意しましょう。

職務経歴書の書き方ポイント

職務経歴書では、経験・スキル・成果を分かりやすくまとめることが大切です。
介護職未経験でも、「人と接する経験」「サポート経験」を強調すればアピールできます。

【基本構成】

  1. 職務要約(これまでのキャリアを簡潔にまとめる)
  2. 職務経歴(勤務先・期間・業務内容)
  3. 自己PR(強み・活かせるスキル)

【職務経歴書の例文(経験者)】

職務要約:
介護福祉士として特別養護老人ホームに5年間勤務。
入浴・食事・排泄介助のほか、レクリエーション企画や新人指導も担当しました。
チームリーダーとして現場全体の業務改善にも取り組みました。

職務経歴:
●〇〇特別養護老人ホーム(2019年4月〜2024年3月)
【主な業務】
・利用者30名の生活支援、身体介護
・夜勤業務(月4回)
・レクリエーションの企画・運営
・新人職員の教育指導

自己PR:
利用者様の生活リズムを尊重し、個別ケアの実践に力を入れてきました。
チームで情報共有を徹底し、利用者様・ご家族から「安心して任せられる」とのお声を頂くことが多くあります。
今後はさらにスキルを高め、サービスの質の向上に貢献したいと考えています。

【職務経歴書の例文(未経験者)】

職務要約:
接客業での経験を通じて、笑顔で対応する姿勢や気配りの大切さを学びました。
今後はその経験を活かし、人の暮らしを支える介護の現場で活躍したいと考えています。

自己PR:
前職ではお客様の立場に立った接客を意識し、リピート率の向上に貢献しました。
介護職でも同じように、利用者様一人ひとりの気持ちを尊重し、丁寧な対応を心がけます。
初任者研修を修了し、基礎的な介護技術を身につけています。

採用担当者が見ているチェックポイント

介護職の採用担当者が履歴書・職務経歴書で注目するのは、次の3点です。

  • ① 継続性: 短期離職が多いかどうか
  • ② 協調性: チームで働く姿勢があるか
  • ③ 熱意・誠実さ: 介護の仕事に対する姿勢が伝わるか

未経験でも「長く続けたい」「学びながら成長したい」という意欲が伝われば、採用される可能性は高まります。

書類選考を通過するためのチェックリスト

  • □ 志望動機・自己PRに一貫性があるか
  • □ 資格・経験を正確に記載しているか
  • □ 誤字脱字・空欄がないか
  • □ 手書きの場合は読みやすい字で書かれているか
  • □ 送付状やメールのマナーを守っているか

ちょっとした見落としが選考結果を左右することもあるため、
提出前に第三者(転職エージェントや家族)にチェックしてもらうのもおすすめです。

履歴書・職務経歴書のサポートを受けたい人へ

「自分の志望動機やPRをうまく書けない…」という人は、介護職専門の転職エージェントを活用しましょう。
担当コンサルタントが、書類添削から面接対策まで無料でサポートしてくれます。

書類の完成度が上がるだけでなく、採用されやすい求人を紹介してもらえる点もメリットです。

まとめ:介護職の書類選考は「人柄×誠実さ」がカギ

介護職の履歴書・職務経歴書では、経験や資格よりも“人柄と誠実さ”が重視されます。
採用担当者は、「この人と一緒に働きたい」と感じられるかどうかを見ています。

志望動機や自己PRでは、あなたの想い・姿勢・経験を自分の言葉で伝えることが大切です。
この記事を参考に、伝わる書類を作成して、面接への第一歩を踏み出しましょう。

▶︎ 無料で書類添削を受ける(レバウェル介護公式)

関連コラム

  1. 介護職の面接でよく聞かれる質問10選と“好印象”な回答例

  2. 介護の施設見学でチェックすべき7つのポイント|ブラック職場を見抜くコツ

  3. 正社員・パート・派遣…介護職の働き方の違いを徹底比較

  4. 働きやすい介護施設の見分け方|求人票のここをチェック!

  5. 無資格から介護職へ転職する方法|採用されやすい施設の特徴

  6. 介護職の転職タイミングはいつがベスト?繁忙期と求人動向まとめ