入浴・排泄・移乗・口腔ケアなど、身体介助には“あるある”な悩みがつきものです。
ここでは、明日から使える安全で負担の少ないケア技術のコツを、現場目線でQ&A形式にまとめました。
このカテゴリのQ&A一覧
入浴介助で体力がもたない…どうすれば?
姿勢や支点が崩れると負荷が一気に増えるため、まずは自分の立ち位置とベッド高さの調整が重要です。
洗身用具やタオルを事前に配置しておくと、無駄な動きが減って体力の消耗を防げます。
無理な場面は2人介助へ切り替え、チームで役割を共有して身体を守りましょう。
洗身用具やタオルを事前に配置しておくと、無駄な動きが減って体力の消耗を防げます。
無理な場面は2人介助へ切り替え、チームで役割を共有して身体を守りましょう。
排泄介助のタイミングが読めない…コツは?
食事や服薬、水分摂取の量などが、排泄タイミングに大きく影響します。
記録を続けることで「この時間帯に行きやすい」というその人特有のパターンが見えてきます。
訴えが少ない方ほど、細かな観察と記録をセットにして見守りましょう。
記録を続けることで「この時間帯に行きやすい」というその人特有のパターンが見えてきます。
訴えが少ない方ほど、細かな観察と記録をセットにして見守りましょう。
体位変換で腰を痛めやすい…防ぐ方法は?
自分の重心がズレると、腕力だけで支えることになり負担が大きくなります。
体重移動を使い、“てこの原理”で動かすイメージができると疲れにくくなります。
補助具や滑りやすいシーツも活用し、身体を守る介助を意識しましょう。
体重移動を使い、“てこの原理”で動かすイメージができると疲れにくくなります。
補助具や滑りやすいシーツも活用し、身体を守る介助を意識しましょう。
元気がなくなる利用者さんの見極め方は?
表情・食事量・会話量が普段と比べてどう変化したかを見るのが基本です。
便秘や痛み、発熱などの小さな不調が隠れている場合もあります。
違和感に気づいたら、早めにチームへ共有しましょう。
便秘や痛み、発熱などの小さな不調が隠れている場合もあります。
違和感に気づいたら、早めにチームへ共有しましょう。
食事の“好き嫌い”への対応は?
食感・温度・大きさを少し変えるだけで、食べやすさが大きく変わることがあります。
少量から始めて「今日は食べられた」という成功体験を積むことがモチベーションにつながります。
無理に完食を求めず、本人のペースを尊重しながら進めましょう。
少量から始めて「今日は食べられた」という成功体験を積むことがモチベーションにつながります。
無理に完食を求めず、本人のペースを尊重しながら進めましょう。
口腔ケアを嫌がられる…どうすればいい?
いきなり口の中に手を入れられる恐怖が大きい場合が多いため、まずは頬や唇へのやさしいタッチから始めます。
「これからスポンジを入れますね」など動作を予告しながら進めると安心感が高まります。
終わった後の楽しみ(お茶・水分摂取)とセットにすると協力が得やすくなります。
「これからスポンジを入れますね」など動作を予告しながら進めると安心感が高まります。
終わった後の楽しみ(お茶・水分摂取)とセットにすると協力が得やすくなります。
更衣介助のペースが合わない…改善点は?
こちらが急ぐほど、利用者さんは不安や緊張から動きが遅くなることがあります。
「次は袖を通しますね」など動作を小刻みに予告するだけで安心感が生まれます。
時間がない時こそ、落ち着いた声かけがトラブルを減らします。
「次は袖を通しますね」など動作を小刻みに予告するだけで安心感が生まれます。
時間がない時こそ、落ち着いた声かけがトラブルを減らします。
車いす移乗が怖い…安定させるコツは?
ブレーキ・足置き・ベッドとの角度を整えるだけで、移乗の安定感は大きく変わります。
利用者さんの足位置と介助者の立ち位置を合わせ、“一緒に立ち上がる”イメージで動くのがポイントです。
不安が強い方には動作ごとに声をかけながら進めましょう。
利用者さんの足位置と介助者の立ち位置を合わせ、“一緒に立ち上がる”イメージで動くのがポイントです。
不安が強い方には動作ごとに声をかけながら進めましょう。
水分摂取を嫌がる…どう促す?
一度に多く飲むのが苦手な方には、少量をこまめに提供する方法が効果的です。
水分補給を「おやつ」「テレビ前後」など習慣と結びつけると受け入れやすくなります。
飲めた量を見える化すると、達成感につながります。
水分補給を「おやつ」「テレビ前後」など習慣と結びつけると受け入れやすくなります。
飲めた量を見える化すると、達成感につながります。
清拭が時間通りに終わらない…?
清拭前のタオル・お湯・掛物の準備を決めておくと、流れが大幅にスムーズになります。
一度にすべてきれいにしようとせず、「今日は上半身」「次は背中」など分割して考えると負担が減ります。
本人の疲労や体調を見ながら、無理のない範囲で進めましょう。
一度にすべてきれいにしようとせず、「今日は上半身」「次は背中」など分割して考えると負担が減ります。
本人の疲労や体調を見ながら、無理のない範囲で進めましょう。
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飲食・WEB・デザイン・出版など、様々な業界を経てきた現役のケアワーカー。介護にたどり着いたのは、大好きだった祖母の自宅介護がきっかけ。ケアチルでは、現場での視点も交えつつ、これから介護業界に携わろうとしている方、すでに業界にいて岐路に立っている方に向けて、介護業界の情報を分かりやすくお届けします。